地元に感謝しながら
伊勢志摩は戦後初の国立公園に指定されています。 2016年5月には第42回先進国首脳会議、伊勢志摩サミットが開催されたことでも全国的に有名です。 魚介類はもちろん、海藻も旬のおいしいものが沢山採れます。 しかしながら、近年環境の変化で、海のものが中々採れなくなってきています。 自然の摂理なのかも知れませんが、地域の環境保全にも取り組まなくてはなりません。 里海を大切にして行くことが大事なことですし、生産者の育成もしていかなければならないと考えています。 71年間、長年地域の方々にお世話になり、海藻の仕事をさせてもらえており、感謝の気持ち持ちながら常に仕事に向き合っています。

先代から安乗に生まれ育ち、戦後何も無いところから今日に至っていますが、 海も山も川もあり、自然環境には恵まれていると思います。 ここは、漁師町の気風らしく、口は荒く悪いが働き者が多く親切で心が温かい人がたくさんいます。 安乗には伊勢志摩の有名な「日本の灯台50選」にも選ばれている安乗埼灯台があります。 400年以上続く人形浄瑠璃「安乗文楽」は国の重要無形民族文化財に指定されています。
海藻の魅力

海藻は、魚介と違い365日おいしいものが食べられます。いうまでもなく、生きていくなかで必須のミネラルなどの栄養を多く含んでいます。 海藻にも四季があり、春先の4~5月にはわかめ、めひび(めかぶ)、夏の7~9月には良質のあらめが採れ、秋の11~1月には秋ひじき(寒採りひじき)、1~3月末にはあおさのりが採れるように、その時の旬の海藻を目利きして、生産者から買い付け、加工・販売しています。

健康食として見直されている海藻ですが、数年前、私自身が病を患いました。その時に改めて健康で毎日を過ごすためには?を考えるようになり、毎々、自社の海藻を食べるようになり、マクロビオティック、スローフードにも取り組みながら、自分自身海藻の良さに気付かせて貰いました。 ひとりでも多くの人に弊社の海藻を食べて健康になって頂き、日々の生活に役立てて頂きたいです。